E判だった僕が1年で偏差値30上げ旧帝に逆転合格した話

偏差値40から一年で、しかも独学で旧帝大に逆転合格しました。自分の経験を生かして、大学受験を制する勉強法について書いていきます。受験生のみなさん一緒に頑張りましょう!

大学受験を制する5つの戦略

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独学で、最高の効率をあげるための勉強法をご紹介します。


その1 科目を絞る
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難関国公立に合格するにはは、7科目勉強しなければならないと思っていませんか?これは嘘です。もちろん進学校の、特に優秀な方たちは、全ての科目で高得点をとります。だからと言って、合格にその高得点が必要なわけではありません。


目指すのは合格。つまり、合格点です。まず、志望校のホームページで配点を見て、戦略を建てましょう。
例えば東北大の工学部の配点を見てみましょう。


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地理について考えてみましょう。地理の配点は全体の4%です。

つまり地理で6割の人と8割の人では、総合点は
4% × (0.8-0.6)=0.2%
しか違いがありません。

つまり、地理を頑張って勉強し、センターを6割から8割に上げる意義は相当薄いです。


国語についても同様なことが言えます。国語の配点は8%。
古文の配点はその1/4なので2%です。古文で全く勉強せずに3割の方と、一生懸命勉強して8割の方で

2% × (0.8-0.3)=1% より、総合点に1%しか違いがないのです。


次に、数学の配点を考えます。二次は総合点の24%で全部で6問あるので、一問あたり4%です。二次の数学の大問一個の中に、小問は3~4つなので小問1個あたりの配点は4%の1/4で1%程度です。


つまり、古文を勉強するかしないかは二次数学の小問一個程度の差でしかないのです。


東北大受験者にとって地理や古文を勉強するかしないかの影響は非常に小さいのです。

上のようなことをふまえ、どこに時間を使うのが有意義か考えて下さい。



その2 得意科目を作る
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得意科目があると精神的に有利です。僕は物理と数学が得意科目にできたおかげで、難なく逆転合格を果たせました。


得意科目は意図的に作りましょう。理系なのに国語がものすごく良くできても意味がないです。配点の高いものの中から、自分の適性に合わせて選びましょう。
おすすめは、数学か英語から一つと、物理と化学から1つの2科目のみ得意科目にすることです。


理由を書きます。

数学と英語は時間がかかる科目です。2科目を極めたらそれは確かに強いのですが、一年という限られた期間では時間が足りません。コスパを考えて1科目です。



理科は、1科目だけ極めればいいです。理科は150分で2科目を解きます。どちらとも極めても、処理スピードの問題で両方8割以上は取れません。75分ずつで配分したら、どちらも6~7割程度になるでしょう。

それよりは、1科目だけ極めて、150分の内、90分を得意な科目に回し8割以上、60分をもう一方の科目にあて4~5割を狙いましょう。勉強時間は後者の方が少ないにも関わらず、結局取れる点数は同じです。


僕は、数学と物理の親和性が高いことから、効率のよいこの2科目を極めることにしました。できれば数学物理の組み合わせがおすすめです。



その3 分からなければ質問サイトに投稿し飛ばす
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独学だと、どんなに考えても、分からないところがあるでしょう。まずは、参考書やネットで他の解説をあたってみて下さい。


それでも納得できなければ、質問サイトにでも投稿しといてその問題は飛ばしましょう。


学校の先生や友人に聞くのは遅いのでナシです。彼ら、うーんと考えて、結局よく分からないことが多いです。


おすすめはYAHOO知恵袋です。問題を写メして、わからないところを具体的に書いて投稿するのです。そうすると優しい人たちが丁寧に解説してくれます。結構質問サイトの方たちは優秀です。検討外れな解答もありますが、多くの問題は解決します。


また、飛ばした問題は数日後に自分で解決できることが多いです。少し先の分野に進んだら、前で言っていたことの意味が分かったりします。なかなかのアハ体験です。



その4 二次の記述の力をZ会で補う
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独学で最も不安になるのは二次試験の記述です

問題が解けても、記述ができなければ得点には繋がりません。また、どこまで詳しく書けばよいのかも分からないでしょう。


そこで活用するのがZ会です。

Z会は志望大学の難易度別に、数学は毎月8問、物理化学は6問、英語は長文と英作文のセットが出題されます。

それを自分の力のみで解答するのです。僕は9月から始め、3か月目くらいで記述の要領が掴め、半年後の二次試験のころには、記述は完璧でした。


考えたことを、紙面に採点者が点をくれるようにまとめるというのは、一人ではなかなかできません。記述練習にZ会を有効活用しましょう。

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その5 問題集を繰り返す
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独学は問題集の周回プレイが基本になります。


一週目、2周目は本当にきついです。

しかし、3周目にもなると、一周目で分からなくて飛ばしたところがほとんど解決しています。

4周もするとその参考書の問題と解答、解説が頭に入ってきます。また、もの凄いスピードで一周できるようになっています。


こうなればしめたものです。問題集は受験範囲をほぼ網羅しています。つまり、一冊の問題集を極めることで、圧倒的な速さで大学受験の全範囲を復習できるわけです。塾なんかよりよっぽど効率いいです。


僕が実践した勉強法をまとめてみました。ぜったいに合格してください!


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